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前回の「アラベスク」のツアーは行かれなかったので、私にとって2回目の、バーキンコンサート。先行予約のお陰か、今回は8列目の真ん中で、肉眼でもジェーンの表情が見られる席。


幾つになっても美しくて可憐な女性なんて、彼女だけではないだろうか。私は貫禄のある人は男女問わず、あまり好みじゃないが、大抵の女性は、歳を重ねると貫禄がついてしまうけれど、ジェーンにそんなものはない。彼女には、宝石もドレスもいらない。彼女自身が眩し過ぎるほどの華やかさだから、いつも通り大きくデコルテの覗くグレーのセーターは袖をまくって、カーキのカーゴパンツと、スニーカーだけ。コンサートのチラシのベリーショートの写真よりも、少しだけ髪が伸びたジェーンは、息を飲むほど美しい。

何曲目かの曲では、ステージを降り客席を回って、通路側の人と握手をしながら歌う。左通路側のピンク色の服を着た女性は、ジェーンに抱きつく。ジェーンも快く返し、しばし抱擁。羨まし。
私も短い手を伸ばせる限りに伸ばして、握手してもらった♪ こんなにフランクで、自由で、身軽で、何の気負いもない人って、なんて素敵なのだろうと思った。カルチャーショック。



■ ジェーン・バーキン Jane Birkin  Rendez-vous  at オーチャードホール
★★★★★


演奏曲(順不同)

ジョニージェーンのバラード
さよならは早すぎる
彼らと彼女たち
ディ・ド・ダー
想い出のロックンローラー
虹の彼方
無造作紳士
私とわたし
コワ
ベイビー・ルゥ
太陽の真下で
はかない恋
そんなもの
軽く
許さない
ストレンジ・メロディ
ザ・シンプル・ストーリー
私はジェーン
今こそ私を呼んで
オ・レオンジーニョ〜小さなライオン
ティール・ミー・ア・ドリーム
アリス
ホーム
サン・トワ〜あなたなしでは
幻のイマージュ〜亡き王女のためのパヴァーヌ




ミャンマーで殺害された長井さんのこともふれていた。「コワ」では、思わず涙が流れる。「亡き王女のためのパヴァーヌ」に歌詞を乗せた曲も素敵だった。

花束や、プレゼントは山のようで、貰いきれないほどだった。
11/25のビルボードコンサートへ行ける人が羨ましい!!

*1:コンサートパンフのジェーン♪ ケイト・バリー撮影