今日はイタリア文化会館で、2009年秋冬のファッションなんたらかんたらを聞きに行く。
四ツ谷から、歩いてというか走って(!)行ける距離に、イタリア文化会館がなんてあるなんて知らなかった。


どうして、走って行かなければならなかったかというと、出掛ける間際になって、私が会社のコピー機壊したからだ。ある急ぎの仕事のコピーを全部取ってからMODA INに行くと時間配分がいい案配になるはずだったのだが、コピー機故障で、テクニカルセンターに電話をし、修理の予約を取り付けたりしていたから、走っていくこととなった。


入口で同時通訳のイヤホンを渡され、椅子に座る。その椅子は、多分イタリア製というようなモダンなデザイン。
イタリア人の偉い人が出てきて、『ボンジョ〜ルノ!』と挨拶しても、自分のイヤホンを同時通訳のチャンネルにしていないことに暫くたっても気付かない私に、上司が「2チャンネルだよ!」と突っ込みを入れてくださる。ありがたや。今季のファッションの傾向と分析が始まったが、眠くて眠くて眠くて、椅子から転げ落ちるかと思った。


しかし、帰りに、以前大変お世話になったファッションビジネス概論の松尾先生に云年振りにお目にかかり感無量。松尾先生は、繊研新聞の編集長を引退した方で、講師をしておられ、学生の頃私は、松尾先生のファッションビジネス誌の編集に関わっていたから、この先生のお陰で沢山の東京コレクションを見せて貰っていた。松尾先生のざっくばらんで熱〜いお人柄が好きで、その上、東コレ見たさにその集まりに加わったものの、ファッションビジネスや編集のことはどうだってよかった私にとって、意見を求められたりするその会合自体はちょっと苦痛であった。


先生は私のこと覚えていらっしゃらない様子だったが、『頑張ってね!』と握手。これだけのためにでも、来て良かった。