人の気持ちは、言葉や行動とかだけでは、分からないことも多いから、
自分には特別に感じて、相手もそうだと感じても、全くそうじゃないこともあるし、
本当に人の気持ちは未知の世界だと思う。


毎日、障害者施設で言葉が通じない人とやり取りする中で、
言葉や行動が当てにならないので、相手が何かヒントをくれるまで、
私は、ただひたすら"待つ"ことしか出来ない。
"待つ"のは消極的な作業のように思えるが、
実は、とても忍耐のいる積極的な作業だと知った。


"待つ"なんてことは時代錯誤なのか友人の誰もが勧めないけれど、
自分にこれと信じるものがあるなら、"待つ"ことも大切かもしれないと私は思った。


そうは言っても、いざ"待つ"のは、イライラしたりするけれど、
そのイライラがいつかなくなれば、待つことも苦にならず、自分が探していた答えがいつか見つかるかもしれないと思う。