絵本が好きで、特にチェコやロシア、東欧の絵本に目がない。
大人になってからも、本といえば、絵本ばかり買っている。

東欧やロシアは、色合いやデザイン、形が特殊で、見る人によっては、不気味だったり摩訶不思議な作品も多いのだけれど、私にとっては、この上なく美しくて、可愛らしい。



チェコ絵本とアニメーションの世界展』という貴重な展覧会が4/8までやっているというので、張り切って行って参りました。

目黒駅を降りて、有名な庭園美術館の反対方向に歩いていくと、目黒区美術館がある。 初めて行く美術館は、道も分からないし、そのせいかドキドキする。
隅っこの方に追いやられた美術館で、本当に展示しているのかと思うような佇まいだったけれど、
予想に反して!原画の数が多く、未公開アニメーションも見られ、日本では出版されていない絵本の原画も数多く、結局、閉館時間まで居座ってしまった。



ヨゼフ・チャペック、ヨゼフ・ラダ、イジートゥルンカ、パツォフスカー、ズデネック・ミレルなどチェコとスロヴァキアの大好きな作家の原画は、印刷の絵本では分からない微妙な色合いが美しく、どんな風に描いたのかその過程が察せられて大変面白かった。



ズデネック・ミレル『せかいでいちばんおかねもちのすずめ』という絵本の日本語版を、 この日の記念に買って帰った。
タイトルも可愛いけれど、何という愛らしいお話!愛すべき小鳥達!雪景色も目から鱗の美しさ!
大人の人でも、是非読んでもらいたい絵本だ。