北京ヴァイオリン


チュン。小鳥の名前みたいな名前だけれど、これは中国の男の子の名前。


どうして、雌猫なのに、男の子の名前を付けたのかというと、2002年に上映された映画「北京ヴァイオリン*1の主人公の男の子の名前チュンからとった。
この映画は、私の生涯の1本といえるくらい大切な映画。翌年、うちに猫が来たので、迷わずチュンになった。


ヴァイオリンやクラシック音楽が好きになったのも、この映画のお陰だ。
サントラに入っていない曲が知りたくて、もう一度映画館へ行き、テレコで録音して、何の曲なのか探したりした。


この映画は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が使われていて、他にも有名なバイオリンの曲の印象的なフレーズが20曲以上使われている。
音楽も素晴らしいが、出演者が素晴らしい。
チュンとお父さんは勿論、チアン先生、リリ(監督の奥様)、ユイ教授(チェン・カイコー監督) etc...


お父さんが黄色いジャンパーを着て出掛けるシーンや、リリにピストルを突きつけられるところ、チアン先生の靴下とか、実に素晴らしい。


リトルダンサー」などと並べて子供映画の名作として片付けられて終いがちな映画だけれど、私にとっては特別過ぎるから、他と比べものになる映画ではない。




■ 「北京ヴァイオリン」 (2002/中国)  ★★★★★★★

*1:2007年4月から、映画と同じチェン・カイコー監督による 中国ドラマ「北京ヴァイオリン」が始まっている。お父さん役も映画と同じリウ・ペイチー が好演。映画をかなり膨らませた内容。映画が断然良い。