レオ・ドリーブ作曲 バレエ「コッペリア」を見てきた。
オペラ座バレエでも、キーロフバレエでも、ロイヤルバレエでも、ローラン・プティ版でもなく、地元バレエ教室"Le Coures de Ballet IWAKI"の発表会へ。


コッペリアという人形の物語。あらすじ・・・


発表会なので、背もばらばら、年齢もばらばら。
足は、細いのから、そんなに細くないのから、太いのまで(!)、実にバラエティに富んでいる。
踊りは、プロのように上手なのもいれば、転びそうなのもいる。


エトワールの女の子は私から見ればプロのように美しいけれど、そうでない子達も、訓練によってこんな風に美しく踊れるなんて、何か勇気が湧いてくる。

綺麗にお化粧して、可愛い衣装を着けている3〜4歳くらいの7人の女の子の真ん中に、紅一点(?)の男の子1人が出てきて、首を縦に振ったり、横に振ったり、"ねんね"のポーズをしたり、手を前にぱたぱたさせたりするだけなのに、どうしてあんなに愛くるしいのだろう!踊りは全然そろっていないし、皆好きな方向を向いているが、そんなことはどうでもよい。 涙が出るほど、腹を抱えて笑うほど可愛い!(笑ったらいけないのかもしれない)

男性のダンサーはやけに上手いので、松山にこんな素敵な人たちがいたのね!と、うっとりしていたら、特別出演のプロのダンサー達*1だった。この人たちとレッスン出来るなら、本気で習おうかと思ったのに、こんな男前が東松山にいるわけないか・・・。


去年パリで見たオペラ座バレエは、この世のものとは思えないほど美しくて印象に残らなかったが、今日のバレエは、心底笑えて楽しくて、可愛くて美しくて、心に残った。

*1:ヤロスラフ・サレンコ、正木亮羽、ワレリー・グーゼフ、秋元康臣 (NBAバレエ団)  ・・・美しい男たち。目の保養・・・