就職の面接は、あまり好きではなかったが、慣れてくると非常に楽しいものである。
自分に何が足りないか具体的に分かり、世の中には、色々な人がいるのが分かり、何より、採用されなくとも、素敵な人に沢山会えたことだ。


面接官にも色々いて、私の揚げ足取ることに熱中してくる人もあるし、逆にフレンドリーに接してくださる方もある。そんな時には、かえって私のぼろが出てしまう。自信がある人程、下手に出れるのだ。大変美しい大人の女性のディレクターとお会いした時は、面接というよりも、「ここがいいわね、ここが貴女の足りないところね」と私について、貴重な意見をしてくれた。有難すぎる。こんな素敵な人と仕事をしたかったら、もっと経験を積んで、もっと大人にならないといけない。

JJ、CanCam系の若い女の子に支持されている若きカリスマプロデューサーと面接した時は、質問が細かかった。彼女のテイストと私のテイストが合うか見極める為だろう。最近買ったもの、読んでいる雑誌、月々の洋服代に至るまで。(洋服代・・・。好きな洋服が買えるご身分ではありませぬ。)彼女への質問は何でもOKとのことで、私も細かに質問返し。大変美しくて物腰穏やかな素敵な人だった。

揚げ足取りの人にも、素敵な人と同じくらいの得るものがあって、自分の甘さや、勉強不足を再認識させられる。

驚いたことには、モードに熱心な人が、私の想像以上に沢山いるということ。


会社のインテリアもお洒落なところが多く、それも楽しみのひとつ。ショールームには、まだ店頭に並べられていない新作が綺麗に飾られている。きょろきょろしてはいけないのかもしれないが・・・
じろじろ・・・、きょろきょろ・・・