mademoiselleTAE2007-08-14



10年も私の足となってくれていたリムジンじゃなくて、、、自転車が、今日未明危篤になった。

プジョーとかかっこいいのでなくて、よく見かける無印良品のである(写真の)。MUJIの自転車は10年くらいが寿命のようだ。大往生といえばそうかもしれない。

タイヤの凹凸はとうの昔になくなっていたので、ブレーキは左右両方を駆使して止まろうとする大分前から徐行しなければならなかった。チェーンは年柄年中外れるので、付け直す度、手が真っ黒になった。自分で取り付けたライトが車輪に当たる様に付けてしまった為、こぐ度にカランコロンという音がして、賑やかだった。


今日、乗ろうとしたら、ブレーキが取れてしまった。ハンドルに繋がっている管のようなものが取れた。錆びていたようで、管自体ががポキンと折れてしまったのだ。両方のブレーキをかけなければ、とても止まることの出来ない自転車だったから、片方のブレーキだけでは、ご主人である私の命が危ない。

そんなことがあり、このへんで、永眠してもらおうと思っている。長く一緒にいると、命のないものにでも、情が移ってしまうから、この決断も思い切りのいることだろう。修理代と新品購入は、なんと、同じくらいの値段なので致し方ない。致し方ないけれども、人工呼吸器をはずすような気持ちだ。私が寿命を決定するのだから。

メルシィ、オルヴォワール、私の自転車。