一流企業の面接を体験した。電流が走るようなカルチャーショックを受けた。

まず、一流企業は応募者数が多すぎる為、書類選考の時点でかなりの人数を落とすのだが、私が面接の機会を頂いているということは、それを一切していないことが分かるから第一のショック。
第二のショック。この企業では、社長の考え*1で、社員の「結論+理由」という答え方が徹底しており、しかも、「主語+目的語+述語」は、理路整然と!


質問形式の面接ではなく、外国式にプレゼンテーション形式の面接。自分の経歴・自己紹介をプレゼンするのだが、なんと、自分の言葉は足りないことか!特に目的語だ。何の行動にも何の目的でやっているのかが必ずあるはずが、それがなんとあやふやな目的だったのだろう!私の言葉が抜け落ちる度、「なんで?」「誰が?」「理由は?」「どうしてそう考えたの?キッカケは?」「何の目的で?」と言及される。 私の落とした言葉が分かるこの面接官は、人の話を注意深く聞くことが出来るということ。

私が「出来ることなら、そうしたいです。」と言えば、「出来ることなら????? 一体どちらですか?」と返された。この企業は、YESかNOかふたつにひとつ。

私は、行動を取る時、その理由について、目的について、あまりにも考えていなさ過ぎたようだ。即断・即決が出来なかったのもそのせいかもしれない。


面接の直後から、何処へ行くにも、コンビニに入るにも、日記を書くのにも、目的をはっきりさせることにした。目的をはっきりさせると、優先順位がはっきりしてくる。

私は、喉が渇いたから、飲み物を買う。一番の目的は喉の渇きを潤す為なのだから、飲料の種類について迷わなくて済むから、決断2秒で済むことなのだ。
「あぁ、本当はミルクティーが飲みたいが、カロリーと糖分が気になるから、ビタミンCの入っているカロリーオフのヘルシー飲料や野菜ジュースにも魅かれるけれど、水かお茶の方が喉はすっきりするだろうな。」なんて馬鹿なことを考えては、3分も飲料の前で仁王立ちしているということはあり得ないのだ!カルチャーショック!



あまりのカルチャーショック・・・・



その日から、「私は、玄関を散らかした人に玄関を片付けて欲しいです。何故ならば、お客さんが見えた時に綺麗な方がいいからです。」と言って、「結論+理由(主語+目的語+述語) 」の訓練をし始めたのだが、何が間違っているのが、笑われてしまう。まるで、外国人のニホンゴみたいになってしまうのだ。使い方は意外と難しい。。。
 

*1:ここに書いてある→前田義子の迷わない強運哲学