マカフィーを入れて以来、どうして、しょっちゅう、パソコンの電源が勝手に切れてしまうのだろうかと、何ヶ月も思い悩んでいた。ひどい時は一日に5回も、突然終了し始める。ブルーの画面に英語が表示されるやいなや、編集中のデータはみるみるうちに消えていく。このパソコンが立ち上がるのにも、遅い時は20分くらい掛かるし、1つのサイトを開くのにも5分以上かかる時もあるのだ。マカフィーは本当にけしからん奴だと思った。
しかし、いくら私でも不便を感じるし、いよいよ心配になってきて、NECのホームページを開き、対策を練ることにした。NECは、購入1年以内の人以外は、電話相談が一件に付き2千円も掛かるので、自分で直さないといけないのだ。ひどいアフターサービスだと思う。二度とNECなんか買うまい、マカフィーもまっぴらごめんだと思いながら、ウィルススキャンやら、空き容量の整理やら、ディバイスの設定し直し、仮想メモリ設定、画面表示をパフォーマンス優先にする、など、書いてある方法を全て試してみた。
しかし、一向に良くならないので、もう一度、NECのホームページで、一行残らずよく読むと、仮想メモリを設定する項目に、「その前に、メモリ不足を確認するには」というのがあった。
そういえば、このパソコンを買ってから一度もメモリなんか確認した覚えはない。
タスクマネージャのパフォーマンスを表示。おぉ、お見事。原因がついに分かった。最大25000Bのところ、現在36000Bになっているじゃないの!これじゃ、あまりにも可哀想過ぎたね。
パソコンの空き容量は半分もあるから、メモリは足りているものとばっかり思っていたので、メモリ不足なんて、思いもよらぬことだった。
「メモリを増設するには」の項目を読み、慌てて、雨の中、メモリを買いに走る。雨に濡れないようにして持ち帰ったメモリを、静電気に注意して取り付けてみる。今やっと50000Bになって、パソコンが、買った頃のようにものすごい速さで立ち上がるので、吃驚仰天しているところである。濡れ衣を着せられたマカフィーさんにはごめんなさいね。