駅のホームで、「私、身体障害者なので、電車に一緒に乗ってもらえませんか?」
と、見ず知らずの人から声を掛けられたが、可哀想だと思ったので、
「はい、分かりました。どこがお悪いんですか?」と私。


男 「電車の中の人込みが怖くて一人で乗れないんです。」(と言って、私の手を握る。)
私 「あぁ、そうなんですね。」(一緒に電車に乗る)


男 「叩いてもいいですか?」
私 「叩くって何ですか!??」


男 「こういう風に叩いてもいいですか?」(と言って、私の肩を叩く)
私 「はい」


男 (私の背中を叩く)
男 (私のお尻を叩く)
私 (避ける)


男 (また、手を無理につなごうとする。)


私 「私、ここで降りますが、一人で大丈夫ですか?」(駄目です、と言って一緒に降りてきたらどうしようと思いながら、)
男 「大丈夫です、ありがとうございました。」


手をよじったり、顔を歪めたりするのは、演技ではないだろうか?いや、やはり障害者なのだろうか?と、考えたが、
普段疑り深い私もどういうわけか、障害者と言われると、簡単に信用してしまうのはおかしいと思う。