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夏休み最後の日は、何ヶ月振りかに、銀座のシネスイッチに映画を観に行く。フランスの古い映画 アルベール・ラモリス監督作『白い馬』『赤い風船』がリバイヴァル上映されているのだ。映画狂の母と母の友人に、御同行して頂く。
その後、「竹葉亭」で鰻を食べ、何処へも寄らずに、トリコロールというカフェへ入り、今度は、エクレアを2つも平らげる。



私の映画の感想は、「どちらも、ハッピーエンドでよかったね♪」だったのだが、大人達の意見は、「あれは、両方とも死んじゃうのよね、同じ作り方だわね。」と、意見が一致。
なんとまぁ、夢にも思わなかった。あれは、二つとも、天国へ行くという結末だったそうだ。
『白い馬』では、私はてっきり、「いい国に辿り着けてよかった♪」と思ったのだが、大人達は、「人間と馬が共存出来るところは、地球上にはない。天国だけだ。」と口を揃えて言う。それは、正しいかもしれないけれど、すれっからしの大人の意見だわね。でも、その見方が大半だと思う。しかし、私は、「生きて、海を渡り、新しい島に辿り付ける」という結末だと信じている。

*1:トリコロール本店の2階。インテリアが素敵。