自分の身を守る為にした選択が、実は自分を守ることから程遠い選択だったりする。
どんなに傷つけられた後でも、自分が傷つかない一番無難であろう道を選ぶことで、自分の心のケアが出来るわけではないんだと気付いた。
自分が傷つかない道が相手を傷つける道だとしたら、反対にもっと深く自分を傷つける結果になり、一生涯後悔するだろう。
安全な道は楽ではあるが、本当に自分を楽にして解放してくれるかというと、そうではないと思う。


本当の意味で自分を守ることは、愛すること、愛して傷つくことを恐れないこと。信じること、信じて裏切られることを恐れないこと、だと思い出した。
自分の身を守るってことは、裸の自分になること、武器を捨てること、逃げないことでしか出来ない。
多分当たり前のことなのだけれど、私にはそんなこと今まで全然気付かなかった。
だから、強い自分に生まれ変わるしか、自分を守る方法なんてない。