タイの象の病院にいるモーシャという象のドキュメンタリーの再放送をまた観た。前にも見た気がするから、2回目だけど、飽きずに最後まで観た。こんな美しいところがこの世にあるのかと思うような景色と、象の可愛さに尽きる。

しかし、なんと言っても心に残るのは、人間の言うことを聞かす為に調教をするシーンだ。象を縛りつけて動けないようにして、象の頭部を鉤を使い、血が流れる程傷付けていく。象は、泣いて唸って、痛さにのたうち回る。この痛みを覚えた象は、鉤を額に当てるだけで、言うことを聞くようになるというのだ。なんとも痛ましいのだが、象が暴走すれば死者が出たりもするから仕方がないのか、人間の傲慢さなのか、私には分からない。