月曜の朝は会議がある。今日は、社長の機嫌が頗る悪い。


Wさんが「2月頭が旧正月なので、1月末には納品予定です」と言うと、
社長「なにぃ?おめぇーは、何言ってんだ。会議で、頭だの、尻だの、ケツだの、しっぽだの、言うやつがあるか。」
「M君、正しくは何というか分かるか?」「ハイ、2月上旬で宜しいでしょうか?」「宜しい。W、よく覚えとけ。」
(おめーの言葉遣いの方がよっぽど、どーかしてるっちゅーの!)


今度は、私の番。
「いくらイイオンナでも、スッピンでいたら、亭主に飽きられてぽいと捨てられるのとおんなじことなのよ。」
あ゛ぁ゛、今日は寝坊して初スッピンなのだが、果たしてそのことを言っているのか?


「M、この絵型よく見とけ。襟が開きすぎだ。こいつは何度言っても、わからねーんだ。こういう絵は描くんじゃねーぞ。」「俺の出来ることは、誰でも出来ると思っていたが、そうじゃないとやっと分かった。馬鹿は死ぬまで馬鹿なんだ。馬鹿につける薬はねーんだ。」
私は、襟が開いているのが好きなのだが、襟が開いていると売れないというのが、この社長の信条。


・・・と、万事がこんな調子。会社というところには勤めたことはあまりないので、よく分からないのだが、こういうのはいい会社というのだろうか。