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「ロシュフォールの恋人たち」「シェルブールの雨傘」の念願のリバイバル上映の為、学生時代レイトショーに通い詰めた、懐かしのシネセゾン渋谷へと上京。「シェルブールの雨傘」に限っては、私だけでなく母や母の友人にとっても、念願のリバイバル上映なので、二人にも一緒に二本付き合ってもらうことにして、駅前の東急の上の方の中華料理店で、早めのランチを済ませる。こんな好きな映画を、テレヴィ画面でしか見たことが無かったので、いつか来るチャンスを待ちわびること約10年、とうとうその日が来たという感慨を抱いて、シナリオも付いていない写真ばかりがやけに多いパンフレットまで購入してしまった(でも、クリスチャンヌ・ルグランのインタビューあり♪)。ポスターも迷った挙句、理性に助けてもらった。

映画鑑賞後、母と母の友人の感想は、言うまでもなく「シェルブールの雨傘」とはくらべものにならない「ロシュフォールの恋人たち」であったが、私はどちらに軍配を上げることも出来なかった。ロシュフォールを見た後は、幸せな気分になり、シェルブールを見た後は、辛い気持ちになった。しかし今日、最初に見たのが「ロシュフォールの恋人たち」で、最後見たのが「シェルブールの雨傘」で良かったと思った。