未来を写した子どもたち オリジナル・サウンドトラック

闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]


池袋のロクシタンのビルの11階にある"金華楼"*1という気に入りの中華料理店で腹ごしらえをした後、飯田橋ギンレイホールでの「未来を写した子どもたち」「闇の子供たち」二本立て上映を見た。


■ 「未来を写した子どもたち」   ★★★★★
インド・カルカッタの売春窟に暮す子供たちにカメラを教えるN.Yのフォト・ジャーナリスト、ザナ・ブリスキのドキュメンタリー映画
■ 「闇の子供たち」  ★★★★★
タイの子供たちの人身売買による、臓器密売、売春を描いた日本映画。


どちらも素晴らしかった。素晴らしいというのは、こういうのを無くす為に活動している人やこういう映画を撮ろうと頑張っている人達がいるということが。日本はあまりに平和過ぎてこういう映像を見てもすぐには実感が湧いて来ないが、日本は買う側に回っているというのは、誇張でも何でもなく紛れも無い事実だということを、高校の現代社会の授業や、アジアを横断旅行している友達から聞いた。その友達が児童買春や麻薬の為にアジア放浪している日本人男性に何回も会ったことがあると話していたのを思い出した。

自分の楽しみの為に売春を職業としている先進国の大人はそれでいいと思うが、子供達は、食べていく為に家族に強制的に売春させられている場合や、人身売買の結果、監禁されて売春させられている。そこで、エイズに感染すればゴミのように捨てられてしまう。強制売春よりも更に衝撃なのが、先進国の子供の心臓移植手術の為に、タイの売り飛ばされた子供の生きた心臓が使われているということ。可愛い我が子の命を救う為なら手段はいとわないという、先進国の親が5千万円のお金を払って手術を受けるのだ。*2


私は4歳ぐらいの頃に公園で強姦未遂されたことがある。当時の私から見て、その男は、高校生か20代前半の日本人男性だった。恐ろしくて、足がすくんで歩くことが出来ず、被爆した人のように地面を這いつくばって逃げてきた。
日本人ばかりではないだろうが、日本人男性の鬱屈した性欲というものは本当にあると思う。電車やカフェで隣り合わせた日本人男性(特に若者)から話しかけられたことなんてあまりない。道で目が合っても、話しかけて来ない。話しかけてくるとしたら、酔っ払いか、ヤンキーか、お爺さんくらいなものだ。男と女しか住んでいないこの世界ではすごく不自然なことだといつも思うし、何といっても淋しいことだ。外国の人はにこっとしたり、「それはナンですか?」とか気が合いそうな人は何か言ってくる。それきり、もう会わないことが殆どだが、その時何か心に残るだけで嬉しい。日本人男性がコミュニケーション下手なのは、私も同じだから、仕方ないとも感じるが、コミュニケーションの大切さも感じる。こんなに美しい女性が日本にわんさかいるのに、どうして無抵抗な子供を自分の性の玩具にしたいのか。
自由にならない女性よりも自由に従えられる子供が好きというのなら、あまりにも情けなさ過ぎて頭にくる。そんなことをするくらい自信もプライドも何もないのなら、生きる価値は無い。もはや人間の感性からはかけ離れたところに生きている人間ではない物。それでも買うなら、大人を買え。何が何でも子供を買ってはいけない。買う人がいなければ売買は成立しない。そんな日本人男性(若者)の自信を取り戻すには何をどうしたらいいのだろうか。。。


今日は、たまの上京なので、映画の後、春夏物をたっぷり見ようと計画していたのだが、そんなことを考えて、とてもそういう気にはなれず、食品のみ買って帰った。

*1:ランチ890円で激ウマ&店内が中華料理店にしては綺麗!!更にご飯お替り自由!!!

*2:闇の子供たち」はどこまでがフィクションなのか分からないので、ドキュメンタリーがあれば見てみたいと思う。